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夜光虫

悲しみに濡れて
覚えた痛みを
手放すすべをしらずに
ただ月を見て泣いていた

傷つけあうことしかできない
情熱とはなにか違う
間違いだらけの関係

疲れた体を起こし
散らかった部屋の
割れた鏡越しで
無力な愛を知った

ナイフを向けたあの時
あなたは笑っていた
その笑顔が美しすぎて
今は明かりもつけずに
あなたの帰りを待ちわびて

悲しみに濡れて
覚えた痛みを
手放すすべをしらずに
ただ月を見て泣いていた

時間だけが過ぎ行く
季節が変わってく
変わらないのは
この場所の記憶

大嫌いだったものが
愛しく思うなんて
これ以上望んでないから
君はそのままでいてよ

俺は嘘をついた
子供の頃みた夢の
奈落のおとぎ話さ
次の朝目覚めた頃には
すべてが逆さまになるのに