目まぐるしい日常
不安に駆られやすい心
今すぐに寄り添いたいよ
温かい体温で
包み込んでほしいの
君が優しくて
珍しく思いふける
夕焼け空が紫
あたしには似合わない
黒い髪がゆるく揺れる
知らないことが怖いの
街路樹に一番キレイ?
暖かい季節風
木蓮の香り漂う
懐かしい声が聴こえた気がした
その景色を
そっと振り返ってしまう
咲き乱れた先に朽ちる
自然の掟に
逆らえずに喚き求めて
嗚呼もうこの街に
思い残すことはないよ
自分を守るウソなんか
カッコ悪いのに
今日も素直になれない
でも強く強く愛したいよ
壊したいモノすべてを
手にいれてもいないくせに
そっとキスをしたのは
咲き乱れた後だったから